2021年01月01日

迎春


本年もよろしくお願い申し上げます

昨年は新型コロナウイルスの影響が大きく、あじさいコンサートや地域の祭りなどのイベントも開催することができず、例年とは違う1年となりました。3月より日進市立図書館が閉館し、そこでの喫茶事業もできなかったため、喫茶で働くメンバーは三本木のメンバーと一緒に活動をしました。しかし、このような状況の中でも、ゆったり工房のメンバー・職員、一人ひとりが感染防止対策を心掛け、ゆったり工房は1日も閉所することなく続けることができました。

みよし市で活動していた「地域活動支援センターきぼう」は5月末で閉鎖しました。きぼうのメンバー4人と職員4人が、ゆったり工房で活動をしています。きぼうで働いていたピアスタッフの思いが、ピアサポーターによるフリースペース「Hope」の開設につながりました。平成191月に「当事者が自分の人生を主体的に生きてほしい」「リカバリーには仲間の力が必要」という思いを背景に自助グループ「トータスゆったり」が誕生。2代目代表と3代目代表が地域の当事者の仲間作りの思いをもって「Hope」の運営にピアサポーターとして活動を始めました。

メンバーたちのリカバリーは、ゆったり工房の活動だけでなく、あじさいコンサートでたくさんの人と出会い、つながりの中で自分たちの思いを実現することができました。

ゆったり工房のある日進市三本木町は、三本木川沿いに春には桜、6月はホタルの観察ができ、ゆったり工房のメンバーにとっては欠かせない環境です。三本木で地域コミュニティの活動として、夏祭りや秋祭りを地域の方々とともに行い、地域で生活することへの希望につながっています。この三本木での活動に根を張るために、地域コミュニティの場としての施設づくりの課題に取り組んでいます。今までも「夢を語る会」や「新事業検討委員会」等で、あじさいの会の活動の方向性を皆で語り合い、探ってきました。その中で、様々な問題や課題が見えてきました。社会福祉施設として活動を存続していく為に、地域の方にも協力いただき「施設検討委員会」を設置して検討を重ねています。地域の中でどのような施設として息づいていくのか夢を抱きながら、メンバーたちが地域でその人らしく生きていくことができる活動をしていきたいと思います。




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